犬たちのソーシャルディスタンス
犬たちは人間以上にソーシャル・ディスタンスを大切にしているのです。
くっつきすぎるとケンカ。離れすぎると寂しかったり、無駄吠えが止まらなくなっちゃたり。
だから彼らは距離を保つのがとても上手です。
すとくんは、ど~~してもキライな犬がいたのですが(ディスクドッグ大会でよく会う子でした)、顔を合わすたびに双方が牙をむいて
「うがうがうがうが・・・・」が始まります。
そんなだから、私も、そのわんこのお父さんもリードを引っ張って二匹がケンカしないように必死です。
で、あるとき。
トップのディスクドッグプレイヤーの方が
「せーの、でリード離せ!」
って言ったんですね。
二人とも「ぱっ」と離してみました。
すると・・・・
二匹がそろとってぴたり、とうなり声をやめました。
二匹ともすっごくばつが悪そうなのです。
そしてついには
「今日はこれぐらいでかんべんしといたる」
な~んて言わんばかりの顔をして、すごすごと引き返していくのです。
まあ、必ずしもうまくいくとは言えない方法です。
そのトッププレイヤーさんは、二匹を見て「これならケンカしないだろう」ということを判断したうえで言っていたのだろうと思うのです。
とはいえ、犬っころたちってこういうところがあります。
距離がたもたれているうちは、相手を挑発したりあおったりしますが、距離がない場合、むだな争いを避けるために双方が引く、という行動はあるそうです。
人間よりも賢いね!