子犬とローラーゲーム

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犬に「持ってこい」(フェッチ)ゲームの難しさ

 犬なので、動くものを追っかけるのはみんなだいたい、できるのです。
 動くもの追っかけないのはウチの伝蔵さんぐらいのもので。

 難しいのは持って帰ってくること。さらにはパートナー(人間)にちゃんと持ってきたものを渡すこと。これができない!

 すとくんもよく、持ち逃げします。

 そりゃあ、もう、犬っころにしてみれば、「せっかくとってきた獲物をわたしたくない!」という気持ちや「わーい、とってみろ!あそぼっ!」という気持ちやらです。素直に渡さないほうが追っかけてもらえたり、引っ張りっこができたりと、特典が多いので渡さないのです。

 これを素直にわたさせるには「渡したほうが、すぐつぎ投げてもらえて楽しいよ!」ということをりかいしてもらうしかなくて。
 ・・・が。これを理解しないのなんのって。

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